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米雇用統計とFOMCに注目<最新号>
今月のドル・円相場は米景気データを見極めながら米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策動向に着目する流れになりそうだ。これまで米景気回復に対する期待や米当局者の発言などで米早期利上げ観が浮上したり後退したりと繰り返されたが、12月4日に発表された11月の米雇用統計で米非農業部門雇用者数と失業率が共に予想に反して大きく改善したことを受けて米雇用市場に対する回復遅れ懸念が弱まり、そして12月16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米FRBは金融市場の機能改善を背景に予定通り2010年2月1日にほとんどの緊急流動性策を解除することを示唆したことで米早期利上げ観が再び浮上した。
この間、米FRBのバーナンキ議長とECBトリシェ総裁の発言、格付け会社によるギリシャ国債の格下げを背景とするヨーロッパに対する信用不安、およびグローバル株安などで円が買われドル円の上値は圧迫されたが、発表された米経済データが相次いで米経済の改善を示し米早期利上げ観が強まったことや日本のデフレ懸念と量的緩和拡大などを受けて日米の金利差拡大思惑が高まり、ドル円は12月7日からの3日連続の下落から反発し続けて91円台に値を回復した。
欧米株高と米金利先高観、および日本のデフレ懸念と日銀の量的緩和継続などを背景に円が再び資金調達通貨として再注目されるなか、今月8日に発表される米12月雇用統計と2010年1月26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場参加者の関心を多いに集めている。前回の米雇用統計で米11月非農業部門雇用者数は市場予想の−111Kに反して−11Kになり、失業率も26年来の高水準10.2%から10.0%に下げた。12月分も改善を示せば、米連邦準備理事会(FRB)は出口戦略に向けて一段と進める可能性が出てくる。実際声明でそう伺わせる内容を示唆すれば、米早期利上げ思惑を強めることになりドルはサポートされ円売りが進め易くなる。
また、12月の米ISM製造業景況指数、米12月製造業受注、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、12月米小売売上高、米12月住宅データと消費者信頼感などの景気データも注目される。12月の米年末商戦は米企業の業績に大きく影響する月でもあるので、万が一12月の米小売売上が予想に反する結果になると、ドルと米株価は圧迫されるリスクがある。ただ、ヨーロッパよりも米国が緊急流動性策を早く解除する思惑が浮上しているので、ヨーロッパの経済データが予想以上の景気改善を示さなければ、ドルの下値は限定されるだろう。
FX投資家が見なけらばいけないのが雇用統計
FXをする上で絶対見なければいけないのが米国雇用統計である。為替相場において最大に見なければいけないのが米国経済。ファンダメンタルズでその国の経済基礎的要因を見るのが雇用統計である。各FX業者のホームページで事前に必ず見るようにしよう。そして雇用統計などの数字が改善し、その数字が急上昇するとインフレ懸念が強まるため、FOMCのコメントや、政策金利の動向にも注目をしよう。
FX比較においては雇用統計などのときは、スプレッドが広がったり約定率が低くなったり、スリッページが多発するので十分注意が必要である。